デイサービスでは毎日利用者のことを考え、さまざまなレクリエーションがおこなわれています。

手先を使うことは普段からおこないますが、足を使うというのはなかなかやりませんよね。
自分からやらないようなことをあえて取り入れることで、下肢の筋肉がついて、リハビリ効果もあります。
何より、楽しくレクリエーションに参加できることが一番です。
難易度はさまざまですので利用者ひとりひとりに合わせて調整したり、立ち上がることが難しい人でも座ったままでできるものが多いので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スリッパ飛ばし
座った状態でスリッパをはき、スリッパを飛ばし、並べておいたペットボトルを倒すゲームです。ペットボトルに点数を書いておき、倒れた本数で点数が決まります。
座った状態で出来るので、あまり足を動かさない利用者にも参加できるレクリエーションです。
また、足のリハビリにもなります。足よりも大きめのスリッパを用意しましょう。
ペットボトル立てゲーム
こちらは利用者が椅子に座っておこなうレクリエーションで、ペットボトルを足元に寝かしておき、
足で、ペットボトルを立てるゲームです。
ペットボトルに少し水を入れると立たせやすいので調整してみてください。
ペットボトルの大きさや形状もいろいろあるのでさまざま用意して、おこなうのもいいですね。
誰が早く立たせられるか競うのもいいですが、椅子に座り丸くなり、
隣の人がペットボトルを立てたら隣の人へというようにして協力しておこなうことで
コミュニケーションをはかるのもひとつの方法です。
手を使わなければどのような立たせ方でもいいのでその方法も人それぞれでおもしろいです。
立ちそうだったのに倒れてしまった時の残念感、でもがんばって立ったときの達成感も得られて盛り上がりますよ!
バタ足遊び
大きめの段ボールにカラーボールをたくさん入れることで、子供が好きなボールプールの完成です。
今回は体全体を入れるのではなく、足を入れる足湯タイプですね。
椅子に座った状態で、足をいれると、普段味わえない感覚が味わえます。
ボールプールの中で足を動かすと、ボールがコロコロ動いてマッサージ気分で、気持ちがいいですよ。
ついつい足を動かしたくなる気持ちを利用して、いつの間にか下肢運動になっているそんなレクリエーションです。
ある程度深さを作ると気持ちがいいのでおすすめです。
カラフルなボールにするだけでも見た目からも楽しい気分になりますよ。
準備も簡単で、カラーボールと段ボールさえあればできます。
蹴って揺らしてスマートボール
このゲームは段ボールの上の部分にカラーボールが入る大きさの穴をいくつかあけ、両端には壁を付けます。
カラーボールをその上に乗せます。
足で段ボールを蹴って動かすことでボールを動かし、穴に入れるゲームです。
思ったところにボールが行かない面白さがあります。
大きな段ボールにすると難易度も上がり、夢中になりそうですね。
見ている利用者も思い通りにいかないボールを見て、「あっちあっち!あ~。」
などと言いながら応援したくなるレクリエーションです。
足輪投げ
このゲームは利用者と職員が向かい合って椅子に座ります。
輪投げの輪を職員が投げて利用者はつま先でキャッチします。
「輪投げ」の足バージョンですね。
輪投げは紙でもタオルでも当たっても痛くない素材で作るといいですね。
大きさは足のつま先が余裕で入る程度の大きさがいいです。
投げる回数を決めて何回入ったかを競うのも楽しいですよ。
足を動かすので下肢の筋力向上にも役に立つゲームになっています。
いかがでしたか?

細かなルールを変えることで、競うゲームにもなりますし、協力型のゲームにもなりますので、応用をきかせて取り入れてみてくださいね。
足を使う事の重要性

足の筋肉は高齢者になり、歩く事が減ってくるだけで急速に減ってしまいます。
特に歩行は自立をするうえで一番大切な活動です。
デイサービスにいるとどうしても1日中座っているだけの時間を過ごしがちです。
少しでも足の筋肉を使ったり、足を動かすことは高齢者にとっても大切な機能訓練になるのです!