デイサービスでは利用者の方にレクリエーションを提供していく必要があります。
それが毎日であれば、レパートリーがなければマンネリ化してしまい、利用者の方も飽きてしまいますよね。
しかし、何もないところから考えようとしてもなかなか思いつきませんよね。
そういった多忙な介護士さんに向けて様々なレクリエーションをご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

1対1でのレクとは違い、利用者同士交流をすることで、関係を深めることもできます。
テーマを決めてトーク
利用者と職員が輪になってひとつのテーマについて話をします。
会話の延長なのですが、みんなで輪になって話をするということで1対1での会話とはまた違う刺激があります。
テーマは
・好きな食べ物
・幼少の時にやった遊び
・初恋話
など、テーマの内容は誰でも話しやすく、過去の話がおすすめです。
過去のことは認知症の人も覚えてることが多いですし、記憶をさかのぼり、話すということは脳への活性化、認知症の予防が期待されます。
お話が好きな方がいる場合には3分以内などとルールを決めておくのもいいかもしれません。
懐メロイントロクイズ
デイサービスではカラオケも人気のレクのひとつです。
事前にどのような歌が歌われるかをリサーチしておき、それをレクにしてしまいましょう。
利用者に人気の歌を聴いてもらい何の歌かを当ててもらうゲームです。

淡々と進めるのではなく、しばらく流しているとぱっと思い出すこともできます。
そのうちに大合唱が始まることも。
箱の中身はなんだろな?
空き箱を用意し、左右の面に手が入る穴をあけておきます。
その中にデイサービスにあるものを入れておき、手探りで中身が何かを当ててもらうゲームです。
周りで見ている利用者にも見えるように箱をくりぬいておけば、見ている人も楽しいですよね。
なかなか答えが出ないようであれば見ている人にヒントを出してもらうのもいいですね。
箱を用意できなければ目をつぶったり目隠しをすればできるのでやりたいときにすぐできるレクです。
身近なものでも意外とわからなくて見ている利用者も盛り上がりますし、いろいろな答えが出てきて、たとえ間違えたとしてもおもしろいですよ!
移動玉入れ
定番のかご入れも一工夫でマンネリ化を防いで、新鮮なゲームに変わりますよ!
例えばかごを職員が背負い、移動します。
動くことで難しくなってしまうようですが、まひのある方、腕が不自由な方には近くに行くことで球を入れやすくなったりと、
難易度を調節できるメリットがあり、多くの利用者が楽しむことができます。
ボールを様々な大きさでやることでも単純な玉入れとは違ったおもしろさがあります。
〇〇しりとり
しりとりは道具がいらず、手軽にできるので利用しやすいですが、
いくつかのルールを決めてしりとりをすることで、難易度が上がり、いつもと違うしりとりになります。
最後に「ん」がつくと負けというルールは変わらず、例えば字数を限定して、3文字でしりとりをする。
食べ物限定にするなど利用者のレベルによってゲームの難易度をその都度調整できるので非常に便利なレクのひとつです。
いかがでしたか?ふだんからおこなっているレクに少し、工夫をプラスすることで、新しいレクに変身するものもあります。
少しの変化でも利用者にとっては新鮮に感じ、楽しい時間を過ごすことができると思います。
「レクを考えなくては。」と言う気持ちではなく、どうすれば利用者が楽しめるかを考えること。
少しの工夫で、準備がなくても利用者、介護者両者にいいことづくめのレクの時間になることでしょう。
ホワイトボードクイズ!
集団レクの場合、みんなが参加できることに意義があります!
一番シンプルな方法は「ホワイトボード」を使ってクイズ大会をすることですね!
クイズはなぞなぞや脳トレ関係の問題を用意しておきます。

ここで、なかなかクイズを解けない利用者様も出てくると思います。
クイズ自体が嫌になってしまう可能性もありますので、コツとしては「長時間考えさせない」ことです。
利用様が全員こたえられる必要はありません。
自分だけ答えられなかった・・というような思いにさせてしまう事は絶対にNGです!
クイズはヒントなどを出していき、半数くらいの利用者様が答えを出した時点で終わりにしましょう。
映画鑑賞会
デイサービスでは月に1度、映画鑑賞会を行うなど、集団でも楽しめるイベントを開催するのはどうでしょうか?
映画鑑賞であればみなさんが楽しめるイベントだと思います。
おすすめは「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」など、だれが見ても楽しめるような内容の映画がおすすめです^^
また、利用者様にアンケートを取って「見たい映画」をリクエストしてもらってもよいですよね!
デイサービスに通う一つの楽しみになるかもしれません!!
集団のレクは、できるだけ皆さんが参加し、皆さんが楽しめる内容のものでなけれなりません。
その分、スタッフは利用者様の表情や様子をしっかり見守り、フォローをしてあげてくださいね!