デイサービスを利用している方には、元気な方や体が不自由の方、認知症方等幅広く利用されています。
デイサービスでの過ごし方については、利用者の状態に応じて対応する事が多くありますが、みんなで集まって一緒に行うレクリエーションもあります。

ボール入れゲーム
ボール入れゲームは非常に簡単なゲームです。
①まずは大きなバケツを用意します。
②用意したバケツを中心に、利用者が円を描くように集まり、カラーボールや丸めた新聞紙を入れていくゲームです。
2,3チームあるとより盛り上がるでしょう。
③制限時間を決めて、どのチームが一番多くボールがバケツに入っているかで勝敗を決めます。
物を持って投げるという動作は腕や手指の機能訓練にも繋がりますから、良い運動になります。
車椅子の方でも参加できるように、全員椅子に腰かけて行うといいでしょう。
ペットボトル倒しゲーム
①こちらは10本のペットボトルを用意して、ボーリングの用量で行います。
使用するボールの大きさはどんな大きさでも構いません。野球のボールぐらい小さい物から、サッカーボールくらいの大きさでも良いでしょう。
②一人何回投げるかを決めて、合計で一番多くペットボトルを多く倒せた人の勝ちになります。
ボーリングのように転がすのもいいですし、投げて当てるのもOKです。
立って投げたり、座って投げるのも自由ですので、誰でも簡単に参加する事が出来ます。
車椅子方でも簡単に参加できるゲームになりますが、ボールを投げる事に集中しすぎてあまり前のめりにならないようスタッフがしっかり見守りをして対応しましょう。
このゲームはペットボトルがなくても、空き缶等で代用することも出来ますし、
ラップの芯なんか用いて行うと、より倒れやすかったりしますので、利用者の状態に応じて、ピンを変更しても良いでしょう。
風船バレー
風船バレーはチームに分かれて行うゲームになります。
①大きめのテーブルを2,3個くっつけてフィールドを作ります。
②テーブルの真ん中には目印にティッシュ箱を3,4箱置いて、中央線を決めます。
その中央から相手チームがいる方に風船を落とせば勝ちとなります。
③参加する利用者にはうちわを持ってもらいます。
風船が自分たちのフィールドに落ちないように、仰ぎながら戦います。
また、机を使わずチームに分かれて、風船をうちわで仰ぎ、床に落ちるまでの時間を競い合う方法などもあります。
この風船バレーは意外と白熱します。
チームの振り分けを多くして、トーナメント戦方式で行うと、より楽しく行う事が出来ます。
ボール回し
こちらも簡単なレクリエーションの一つです。
用意してもらうものはボールです。チーム戦にする場合には、最低2個は必要です。
①椅子を1列に人数分並べます。
車いすの方はそのまま車イスで行います。
②スタートの合図で1番先頭の人から順番に隣の人にボールを渡していきます。
先にボールを最後の人に渡したチームの勝ちになります。
その他にも最後の人からまた先頭まで戻したり、先頭の人と最後の人が同時にボールを隣の人に渡していき、2つとも先頭と最後の人にボールが渡りきるかを競ったりと、色々アレンジをすることも出来ます。
このボール回しを応用して、「言葉回し」という簡単ゲームもあります。
こちらは道具が一切必要なく、非常に面白いゲームです。
スタッフが先頭の人に1つの単語を伝えます。例えば「リンゴ」と伝えられたら、そのまま隣の人に耳打ちをして回していくものです。
最後の人まで回ったら、なんて言われたかをみんなに伝え、正解かどうか確認するゲームです。是非一度試してみて下さい。
ワッハッハ体操
このレクリエーションは準備は必要ありません。
みんなで大笑いをして、楽しい気分になる体操をレクリエーションに取り入れてみませんか?
「笑う門には福来る」ということわざがあるように笑顔でいると、幸運を呼び込むパワーが湧いてくるんです。
最初は体操の為に作り笑いかもしれませんが、だんだんと本当に楽しい気分になってくる体操ですよ!
最初は左右の手を広げて力こぶのポーズを作ります。
そして大きな声で笑いましょう。
恥ずかしがらずに「ワッハッハ!」元気な声で「ワッハッハ!」みんなでやればそのうちに本当の笑い声が聞こえてきます!
次は手の平を口の前に当てたり、思い思いのポーズをとって笑ってみましょう。
笑うことで、分泌されるホルモン「オキシトシン」は認知症を抑える効果も期待されているホルモンです。
思いっきり笑って口周りの運動にもなりますし、さらに認知症予防にもなる欲張りな体操です。

簡単カーリング
こちらは人数分のお手玉と大きな紙に二重丸を書いたものを用意します。
参加する人は椅子に座って円になり内側を向きます。
円に中心に用意した紙を置きます。ひとりひとりにお手玉を手渡します。
紙の丸の中にお手玉が入るように投げます。
円の中心を10点大きな丸は5点と点数を決めて個人戦でもいいですし、2組に分かれて入った玉の合計点で競うのも楽しいですね。
アロハ体操
腰やももを使う体操で、普段使わない筋肉を使います。
痛くないストレッチ効果もあるので高齢者向けの体操です。
曲はゆったりとしたハワイアンミュージックなので心も体もリラックスした気分でおこなえます。
じゃんけん体操
この体操はじゃんけんで勝負するのではなく、職員がグー・チョキ・パーいずれかの支持を出します。
それに合わせて利用者は手や足でグー・チョキ・パーの形に変えて行きます。
難易度を変えたい場合は手と足を使い、「手はパー・足はグー」などの指示を出し、手足で違う形をしてもらうと難しくなりますよ!
できないからこそ面白いこの体操。体を動かす体操でもあり、考えることで脳のトレーニングにもなります。
ジェスチャーリレー
このレクリエーションも準備は必要ないので、思い立ったらできますよ!
参加する人は2組に分かれて縦に並びます。職員は先頭の人にお題を見せます。
①1番の人はすぐ後ろの人にジェスチャーでお題を伝えます。
決してしゃべってはいけませんよ!
②2番目の人は3番目の人に・・・と最後の人まで続きます。
最後の人はお題が何だったのかを言います。お題とあっていたら成功です!
足が動かない人でも手を動かせればできます。
お題が何なのかを考えるので、脳のトレーニングにもなりますし、体も動かすことができるレクリエーションです。
正解しても間違えても楽しいので、順番を変えて何回かやることができます。
体操やジェスチャーリレー等をおこなう場合は広い場所で、ぶつからないように配慮しておこないましょう。
体操の見本は大きな動きで楽しくやることで、利用者も興味を持ち、やりたいという意欲が出やすくなります。
ダーツ
ダーツといっても、皆さんがやるような小さな的ではなく、大きめの的を用意してあげましょう!
①段ボールや模造紙を丸く切ってダーツの的を作ります。
②その的を床においてください!
そうすれば、イスに座ったままでも狙って投げることができます!
真ん中が100点。外側に向かうにつれ点数は低く設定しておきます。
ダーツの矢は刺さるものでなくても大丈夫です!
床に向かって投げるので、おはじきやお手玉をつかってみてはいかがでしょうか!
③利用者様に順番に3回づつ投げてもらい、一番合計得点の多い方の勝利です!
レクリエーションではリハビリを目的とはせず、利用者が楽しくできることが重要ポイントなので無理はさせずにリラックスした気分で楽しくできるような内容・環境にしていきたいですね。