デイサービスや入居施設等では、「レクレーション」を行う時間が設けられています。
利用者の方にとってレクレーションは非常に大事な役割をもっている事をご存知ですか?
介護というと食事や排せつ、入浴等といった身体介護ばかりを思い浮かべるかもしれませんが、レクレーションといった他者との交流や余暇時間の過ごし方についても、大事な介護の仕事と言えるのです。
みんなで創作活動をして楽しく過ごす時間であったり、体を動かしながら身体機能の維持・向上を目指すものと内容は様々で、スタッフが日々どういうレクレーションを行うべきかと、試行錯誤をしています。
中には歌を歌って楽しんだり、声を出す訓練や嚥下機能の向上目的で行うものあります。

誰でも知ってる!みんなで歌える曲特集
もしもし亀よ

さらにこの歌は、歌を歌いながら体を動かす「定番体操曲」として、デイサービスや入居施設等で取り扱われることが多いのです。
「もしもし亀よ~亀さんよ~」のリズムに合わせながら肩を叩いたり、手を叩いたりと、色々な動作をする事が組み込まれた体操で、簡単に行う事が出来ます。
車椅子の方で立ち上がる事が難しい方でも、座って行う事が出きるので、大勢の方が楽しく行えるようです。
最初はゆったりとしたスピードで始めましょう。
高齢者には普通のテンポでは「速くてついていけない」という方が多いです。
なんとかついていけたとしても、いきなり体を動かすと逆に体を痛めてしまう事もあるので要注意。
せっかく体の為に行う運動で痛めては元も子もありません。
ゆっくりと体を動かしながら動きに慣れていきましょう。慣れた後に少しずテンポを速めていくのは良いでしょう。
ラジオ体操
もしかしたらレクの時間ではなく、午前中に行っているような所もあるかも知れませんが、レクレーションに取り入れて間違いはありません。
昔からの体操ですので、教えたりする事もほとんどありません。
DVD等でテレビに流せば、自発的に行う方も多いでしょう。
スタッフは見守りや声掛けを行い対応します。
しかし注意しなければならないのが、ラジオ体操の後半に、立って行う人用のジャンプをする体操項目があるのですが、そこは転倒などの事故に繋がる可能性が高いので、足踏みなどに変更して対応している所が多いようです。
炭坑節
こちらは期間限定で行う所が多いかもしれません。
こちらは全身を動かしながら前や後ろに歩くので、レクレーションでの機能訓練の役割も果たしてくれます。
こちらの曲も多くの高齢者がしっているでしょう。
ただし、知っていても踊れない人はいますので。
まずはスタッフが覚えて一緒に踊るようにした方が、利用者の方も踊ってくれると思います。
6月から9月くらいまでは、レクレーションに取り入れている所も多いようです。
また意外にこの曲は長いので、1回踊ると高齢者ではなくても良い運動になりますよ。
あんたがたどこさ
こちらの歌も昔からある有名な曲ですので、知っている方が多いと思います。
この歌がレクレーションにおすすめの要素としては、お手玉を使いながらリズムに合わせて行う事です。
歌を歌いながらリズムに合わせてお手玉を行う事は我々でも大変です。
なので最初はゆっくりとしたテンポで曲を掛けましょう。
歌いながらゆっくりお手玉をする事で、「声を出す訓練」「手指や手首の動作訓練」「脳の訓練」と非常に色々な部分での訓練が出来ます。
脳の訓練?と思う方もいると思いますが、リズムに合わせて物を投げてキャッチしなければならないので、非常に頭を使います。

上を向いて歩こう
上を向いて歩こうは日本人であれば老若男女問わず誰でも歌える1曲ですよね!

歌詞が非常に前向きなのもなので、利用者様も明るくなります!
レクでのカラオケや合唱の際はおススメの1曲ですね!!
カラオケでは自由な選曲も!
ここでは誰でも歌える曲をご紹介しましたが。
カラオケが大好きな利用者様にとっては、自分で好きに選びたい!という方もいます。
デイサービスにカラオケの機械がある場合は利用者様に自由に選ばせてあげる時間も設けてあげましょう!