誕生日をお祝いされるのが苦手な高齢者もいますが、実際誕生日をお祝いしてくれると非常に嬉しいものです。誕生日レクとは一体どういったものでしょうか。

誕生日の雰囲気を大切にする
誕生日をお祝いするのは雰囲気が大切となります。
いつもとは違う雰囲気を演出するようにすると気分も盛り上がります。
例えば、飾り付けです。最近では100均でも演出しやすいような飾り付けがありますので、是非購入して雰囲気を楽しんでもらいましょう。
例えば、テーブルクロスを新しいものにする。誕生日の方に帽子をかぶってもらう、たすきをかけてもらうなどがあります。

ハッピーバースデーの音楽を流すことによって目が悪い方でも誕生日の雰囲気を楽しんでもらえます。
食事でお祝いをする
よく老人ホームなどで行われている手法としては、食事でお祝いをするということです。
誕生日用にいつもと違う食事を提供する場合もありますし、いつもの食事にデザートなどを付けてお祝いをする方法もあります。
この場合は厨房と連携をとる方法と、介護職員がケーキなどを買ってくる方法などがあります。
この食事でのお祝いは非常に効果的です。
甘いものが好きな方であれば、ケーキが出てくればそれだけで楽しい気持ちになりますし、一緒にお祝いをしてくれやすくなります。
また、ある施設では、誕生日ごとに季節の果物を乗せたケーキを提供して、より季節感を感じてもらえるように工夫をしている場合もあります。
外食をする施設もあるようです!
ある介護施設では、誕生日月に高齢者と担当の介護士が一緒に外出をして、食事を食べるというサプライズをしているところもあります。
介護施設にいるとどうしても外出機会が少なくなってしまいますので、外出するだけで喜ばれますし、外出をしていくことによって生活にメリハリが出来ます。
また、食事を食べますので、その中で楽しみを見つけたり心の充実を図ることができます。
外に行くというのは抵抗感がある介護士の方も多いといえますが、それは最初だけです。
外出も慣れが必要であり、慣れることが出来れば楽に楽しく外出をすることができるでしょう
誕生日カードと写真撮影をして楽しもう
誕生日のカードは高齢者には非常に喜ばれます。
介護施設であれば担当者がついているはずですので、担当者から一言書いたカードを提供して日ごろの感謝の気持ちを表す演出をしていることもあります。
また、写真撮影は是非やっていただきたいおすすめの方法です。写真を撮って記念に残します。
これはその対象の高齢者一人だけを写すのではなく、職員も入って出来るだけ大勢いで撮影した方が良いといえます。
誕生日カードなどは折り紙と画用紙を引っ付けて、シールなどで演出をすると気軽に行えるといえるでしょう。
高齢者には喜ばれますので是非作成をお勧めします。
主役になってもらうことを忘れずに
誕生日のレクをする場合は対象の高齢者が主役になってもらうことを忘れずに行いましょう。
1年に1度のことですので出来れば印象に残るようにします。
また、誕生日レクを行ったことを思い出してもらうように誕生日カードや写真など、後に残るものを用意しておきましょう。
介護施設の高齢者は孤独を感じている場合が多いですので、気にかけて行うことによって高齢者とスタッフの信頼関係を築くこともできます。
デイサービスなどでは、日帰りで時間がない場合が多いですが特別な日として扱うようにして、例えばリハビリをなくしたり、体操をなくしたりして、誕生日レクを行えるような時間配分をすることが大切になります。
時間がないからできないのではなく、時間を作れるように工夫をするようにしましょう。
サプライズプレゼントを渡しましょう!
さぁ、誕生日といえばやはりプレゼントが必要ですよね!

もちろん、お金のかかるものではなくても良いです!
デイサービスでの誕生日にはどんなプレゼントがあるでしょうか。
1:利用者様の写真アルバム
利用者さまの誕生日までの1年間の記録写真をまとめた写真をプレゼントしてあげることです。
1年間、こっそりと準備しておきましょうね!
アルバムにして可愛くまとめてプレゼントすれば、大切な思い出になります。
また、来年の誕生日も楽しみになりますよね!!
2:手紙
これは、スタッフから利用者様にあてたお手紙を用意しましょう。
日々一緒にすごしているスタッフからの手紙は利用者様にっても大変うれしいものです。
また、サプライズとしてご家族の方にお手紙を用意していただくのも良いですね!
手紙はどんなものより感動しますので!
3:お花
やはりプレゼントの定番といえば「花」ではないでしょうか。
高価なものではなくても小さなお花で十分です。
花をもらって嫌がる方はいないと思いますよ!
季節的に外に咲いているお花が取れるときは、外出レクなどで一緒に集めても楽しいですよね!