介護施設内の行事ごとやレクレーションは少数で行うことが多いように思う方もいらっしゃいます。
しかし、毎回毎回が少人数のレクレーションではなく大人数でレクレーションを行うこともあります。
また、少人数と大人数ではできるレクレーションも全く違ってきます。
さらに、人数が多くなる分どうしても一人一人を見る人数も必要になってきます。

大人数のレクレーションでやるべきこと
大人数のレクレーションは、少人数の時と違って人数が多くなってしまいます。
そのため、少人数の時の動きと全く同じく考えていると一人一人にかかる負担が大きいだけでなく利用者のケガの元にもなってしまう等トラブルが多くなってしまい、レクレーションの時間にも影響が出てきてしまいます。
それを防ぐため、役割分担が必要になってきます。

そうすると、その分自分たちのやることが明確になるうえにレクレーションは自体がスムーズに進むためです。
また、レクレーションに参加する利用者にも配慮が必要になり、実力差やルールが誰にでも理解ができるものでなければ全員楽しむことができなくなったり誰かしらが仲間外れになることもあります。
そのことが後々トラブルの元になってしまうため、事前の準備や役割分担が重要になります。
例えば、飲み会をすることとした場合、飲み会の会場準備と連絡係と会計をする幹事を決めると思いますが、これも役割分担をすることで飲み会をスムーズに進められトラブルを未然に防ぐことができるからです。
大人数向けのレクレーションには何があるのか
大人数向けのレクレーションは、種類が多いように考えている方もいると思いますが、実は意外と種類が少なく少人数に比べると限定的になってしまう傾向にあり、意外とネタ探しに時間がかかってしまいます。
では、一体どのようなものがあるかについて記載していきます。
まず、誰しも一度はしたことが多いと考えられることは伝言ゲームです。
伝言ゲーム
これに、お題やジャンルをある程度絞ると難しさを変えられるだけでなく伝わる言葉自体が違って聞こえることもあり、
非常に盛り上がるのではないかと考えられます。
これは、少人数ではなく大人数だからこそできることなのではないでしょうか。
また、何人かに分けてチーム戦にするのも面白そうです。
また、準備が少々大変ではないかと考えられますが、玉入れも大人数ならではのレクレーションとしても挙げられるのではないでしょうか。
玉入れ
これは、玉を新聞紙や紙等の持っても軽い素材で作り、かごを傘などで用意すると誰でも楽しめるように組みあがるのではないでしょうか。
また、体の状況に合わせてルールも比較的決めやすいのではないかと考えられます。
さらに、景品を用意してビンゴゲームをするのも面白いかもしれません。
これは、景品を何かしら用意しビンゴしたマス目の個数や順位準で何の景品が当たっているかを決めておくと非常に盛り上がるのではないでしょうか。
もちろん、順位だけで決めるのではなく参加賞もなにかしら準備しておくと喜ばれるかもしれません。
これも、大人数だからこそできるレクレーションではないかと考えられます。
カラオケ大会・合唱
最近はデイサービスでも「カラオケ大会」を実施している施設は多いです。
カラオケの良いところは、歌いたい人も楽しいし、聞いているだけでも楽しいところですよね。
なかなか一人で歌うのは恥ずかしいですから、みんなで歌詞カードを見ながら歌う方法でも良いと思います。
テレビにカラオケのビデオやDVDを流してみんなで歌いましょう。
もちろん、多くの人が知っているような有名な曲を選ぶ方が良いですよね。
若いスタッフさんは昔の曲は馴染みがないと思いますので、この機会に少し勉強してみては?^^
しかし、大人数だからこそできるレクレーションを挙げましたが、
全員が必ずしも満足するわけではなく、一種類に絞るのはかなり大変ではないかと考えられるため、
時間の許す限り何種類かのレクレーションを準備しておく方が利用者の方も喜ぶのではないかと考えられます。
大人数レクリエーションの注意点
・全員が同じように楽しんでいるとは限りません。
できるかぎり利用者様それぞれの反応を確認してみましょう。
つらそうな方、つまらなそうな方を見かけたら、声掛けなどをしてみてください。
・トラブルに注意
大人数がゆえに利用者様同士のトラブルなどにも注意が必要です。
また、思わぬ怪我や事故などを防ぐためにも、大人数のレクリエーションは無理のない簡単なものであるべきです。