デイサービスで日々実施されているレクリエーション。
色々なレクを安価に実践できる材料として、ペットボトルが重宝されています。

◆定番 ペットボトルボーリング
ペットボトルを使ったレクリエーションの定番といえば、ペットボトルボーリングです。
ペットボトルをピンに見立てて、ビーチボールなどで倒して遊びます。
普通のボーリングと違って、力の弱いお年寄りでも倒しやすくなっています。
ただし、ピンが軽すぎると、ボールに関係なく倒れてしまうので注意。
ペットボトルに少量の水などを入れて安定させることがポイントです。
ペットボトルボーリングのメリットは、準備が簡単なこと。
かつ、レクが終わった後は簡単に処分できることです。
ただし、ペットボトル丸出しの状態で遊ぶのは、お気に召さないお年寄りもいるでしょう。
子どもだましにならないためには、ひと手間かけて安っぽくならない工夫をすることです。
マスキングテープで装飾するのは簡単でコストもかからず、おすすめです。
ペットボトルレクのココがおススメ
材料はペットボトルだけ!費用がかからない
アイディア次第でいろいろなゲームができます!
スタッフと協力してペットボトルを集めよう!
レクリエーションがもたらすリハビリ効果という点を見ても、ペットボトルボーリングは優れています。
おおざっぱにボールを投げて楽しむこともできるし、ストライクを狙ってボールをコントロールする遊び方もできます。
座ったままでも、立っていてもできます。
つまり、色々な介護度の利用者が、それぞれの状況に合わせた遊び方ができるということです。
スタッフは、その人の状況に合わせた声掛けや、投げ方のアドバイスをすると効果的です。
ボーリングブームが起こったのは1970年代。今のお年寄りは、ちょうど若者時代にボーリングを楽しんだ世代です。
その頃のお話をお聞きしながら、一緒に楽しめるといいですね。
◆ペットボトルのキャップでオセロ
ペットボトルはキャップもレクに活用できます。
ペットボトルキャップで、簡単にオセロゲームを作ることができるのです。
ペットボトルキャップを使ったオセロの作り方をまとめました。
①ペットボトルのキャップを130個ほど用意。
②半分を黒いペンで塗りつぶすか、黒いシールを貼ります。
③もう半分は白いキャップを選ぶか、ペンやシールで白い色を着けておきます。
④黒いキャップと白いキャップをボンドかテープで貼り付けます。
⑤8×8マスのオセロ板を、プラスチック製のカラーボードや段ボールなどで作ります。
ペットボトルキャップで作ったオセロは、普通よりサイズが大きくなります。
お年寄りにも扱いやすい、見やすいのがメリットです。
また、ペットボトルのキャップを使って作れるボードゲームは、オセロに限りません。
将棋、囲碁、すごろく、麻雀などの色々なボードゲームを簡単に作ることができます。
ボードゲームはデイサービスで人気のレクリエーションです。
しかし、利用者さんがやりたいボードゲームが揃っているデイサービスは、多くありません。
自分のやりたいゲームが無いために、碁石でオセロをしている、オセロ板で将棋をしている、といったお年寄りもしばしばみられます。
そんな時には、ペットボトルキャップを活用してゲームを作ってしまうのが良いでしょう。
キャップを加工する作業も簡単なので、お年寄りと一緒にゲームを作って、リハビリの一環とすることもできます。
自分で作ったボードゲームをお土産で持って帰っていただいても良いかもしれません。
◆ペットボトルでダンベル体操
これは、筋力のリハビリにもなるレクの方法です!
たとえば、500ミリリットルのペットボトルに水を入れると、大体500ぐらいの主さになります。
両手で1キロの簡単なダンベルとして運動や体操に使いましょう!
男性など、軽すぎるという方には2リットルのペットボトルを利用しても良いかも知れません!
高齢者には重すぎるダンベルは負担になりかねませんので、ペットボトルで水の量を調整し、誰でも使えるダンベルとして活用できます!

◆ペットボトルはレクリエーションの材料として優秀!
ペットボトルはデイサービスのレクを準備する時の材料として、とても優秀です。集めやすく、材料費もかかりません。
レクリエーション中も軽くて運びやすいし、力のないお年寄りにも扱いやすいです。
また、体を使ったレクにも、頭を使ったレクにも、工夫次第で色々な目的のレクを作ることができます。
ペットボトルは、お金をかけず手軽にデイサービスのレクリエーションを準備することができる材料です。

まとめ

ペットボトルや空き缶は、職員それぞれの家庭や職場でも日常的に集められるグッズですね!
お金をかけずに遊べる小道具を作れるので、みんなで協力してペットボトルやフタなどを集めておきましょう。
リサイクルにもなりますし、一石二鳥ですよね!