デイサービスではレクリエーションがつきもの。
ですが、忙しい中で準備に時間をかけていられないこともしばしば。
中々レクの用意ができない・・
毎日の準備や片付けが忙しい・・
雨が降っていて外には出れない・・
たまには簡単なレクをやってみた!

この記事のポイント
様々な室内レクを実施しよう
室内レクでボケ防止や認知症予防を行おう
簡単に誰でもできるレクを学ぼう
◆簡単ジェスチャークイズ
ジェスチャーを使ったクイズは大人数で遊べる準備不要のレクリエーションです。
ゲームの遊び方を下にまとめました。
①ジェスチャーする人を選びます。
②出題者は、ジェスチャーする人にだけお題が見えるようにします。
③お題に合わせたジェスチャーをしてもらいます。
④ジェスチャーが何を表しているかをみんなで答えます。
⑤答えが合っていたら、ジェスチャーする人が正解と教え、次のお題に移ります。
出題者とジェスチャーする人は兼任しても構いません。
はじめのうちはスタッフがジェスチャーし、利用者さんに答えてもらうと良いでしょう。
慣れてきたら、利用者さんにもジェスチャーしてもらったり、チーム対抗戦にしたりといった展開ができます。
やってみる時の注意点は、スタッフが率先して楽しむこと!
ジェスチャークイズは、はじめは恥ずかしがるお年寄りも多いレクです。スタッフが楽しくジェスチャーしたり間違えてみたりすることで、利用者さんも楽しく参加できる雰囲気を作りましょう。
ジェスチャークイズに回答してもらうことには、認知面へのリハビリ効果が期待できます。
物事を類推することには、脳トレ効果があります。
ジェスチャーを見てそれが何かを考えることは、類推する脳トレをしているのと同じというわけです。
それに加えて、お年寄りにジェスチャーする人をやってもらうことができれば、更なるリハビリ効果が期待できます。
認知症予防のリハビリは、身体面と認知面の両方に働きかけることが効果的であると言われています。
リハビリや認知症予防を目指すなら、「あたまと身体を両方使えるレクリエーション」がベストということです。
お題を見て、それを表す動きを考え、じっさいにジェスチャーしてみるという一連の作業にはあたまを使う部分と身体を使う部分が両方含まれていますね。
つまり、ジェスチャーする人は身体面と認知面の両方に働きかける効果的なリハビリをしているのと同じ、というわけです。
ジェスチャークイズは、答える人にも、ジェスチャーする人にも介護予防やリハビリ効果の高いレクです。
準備が不要で、手軽にできるのに効果もしっかりの、優秀なレクといえるでしょう。
◆後出しジャンケン
後出しジャンケンは、少人数でお話をしている時にできる頭の体操です。
ルールは、とても簡単。
ジャンケン、ポン、ポンのリズムで、出題者が先に出した手に勝てるように後出しするだけです。
例えば、ジャンケンポン、の後に出題者が「グー」を出したら、次のポンで回答者は「パー」を出す。というルールです。
はじめはゆっくりしたテンポで、慣れてきたら徐々に早くすると良いでしょう。
簡単にできてしまう上級者には、出した手に「負ける手」を後出ししてもらうようにすると難易度が高くなります。
後出しで負けるのは、スタッフの皆さんにも難しいかもしれません。
シンプルなルールですが、やってみると意外と難しい。
それがこのレクの面白いところです。
実際にやる時には、お年寄りが失敗しても楽しめるような雰囲気づくりをすることがポイントになります。
職員も積極的に参加して、悪戦苦闘すると良いです。
後出しジャンケンは、脳の活性化を促す認知症予防効果があるレクリエーションとして注目されています。
普段と違う指示を脳から出して、行動することが脳を非常に活性化させるといわれています。
後出しジャンケンは、成功してもしなくても、一生懸命やることでリハビリ効果があります。
◆準備が簡単なレクこそ、腕の見せどころ
今回は、準備なしでできる室内レクをご紹介しました。
デイサービスでレクをやる時には、必ずしも特別な道具は必要ありません。
自分のあたまと身体を使って楽しめる遊びはいくらでもあります。
ただし、道具がないことで手持ち無沙汰にはなりがちです。
実はレクリエーションは小道具が何もなくても、スタッフさえいればできてしまうのです!
レクが得意なスタッフであれば、歌を歌うだけでも、ジャンケンをするだけでも盛り上げることがきます。
そこまでくればレクの達人ですよね( ´∀` w)
最初はレクは苦手・・という職員さんもいるかもしれませんが、
自分なりに利用者さまと楽しめる簡単なレクから実践してみてください!
まとめ

室内レクこそ、スタッフの腕の見せ所です!
じゃんけんやクイズなどの簡単なレクでも、スタッフの盛り上げ方次第で楽しい時間に変わります。
シンプルで簡単なレクこそが実は一番難しいのかもしれませんね!